小さなゴルフ用品販売会社がLINE@正規代理店になるまで
LINE@と正規代理店のこと
今回は小さなゴルフ用品販売会社が、LINE@正規代理店になるまでのお話です。
まずLINE@(ラインアット)が何かを簡単に説明します。
LINEが個人対個人でやりとりするのに対して、LINE@は一度に複数の友だちへメッセージを送ることができるお店用のLINEアカウントです。
例えばセール情報やキャンペーン告知、新規開店のお知らせなど、販促効果の高い配信ツールなのです。
LINE@の代理店制度は2013年にスタートしていて、およそ50社の代理店が存在していました。
カラーグリップのイオミック社と同じように、全国にサービスを展開するためにどんどん代理店を作っていたのです。
でも、1年後にはその代理店の多くは生き残ることができませんでした。
なぜか?
それは、ほとんど稼働していない代理店ばかりだったからです。
それもそのはず。売り方のノウハウもなく、LINE@自体の知名度も低い。
営業先に行き「LINE@をご存知ですか?」と聞けば、
「知らない。」と100%この答えが返ってくる状況。
まずはサービスの説明から始めないといけない。
だから当時の代理店の苦労は想像に難くありません。
代理店制度が刷新されるころに声をかけられ・・・
せっかくの代理店制度を活かしていない状況をかんがみて、LINEも制度を新たにします。
そこで登場したのがトライアル制度です。
セミナーを開き、参加した企業に3ヶ月間トライアルを受けさせます。
結果を出した企業のみ、正規代理店契約できるのです。
僕がそのセミナーの話を聞いたのが、2014年の夏から秋にかけての時期でした。
LINEキャラクターとのライセンス契約を結んでゴルフグッズを販売していた頃でした。
そんな縁があってLINEの方からお話を頂いたのです。
これも直感。直感が働いたら動く、それが僕です。
さっそくセミナーに参加しました。
参加してびっくりのトライアル中の課題
「やってやるぞ」と意気揚々と参加しましたが、正直なところ不安もありました(笑)。
セミナー会場には全部で50社ほどが集結していました。
代理店契約できるのは、そのうちの1社程度だろうと言われていました。
さて、ここで気になるのがトライアル中に課せられた課題の内容です。
それは「3ヶ月で300店舗の新規登録」というものでした。
つまり新規でLINEアカウントを300個開設せよ、というのです。
ここで活きたのが、クロマックスボール販売で構築した全国のゴルフショップとのつながりでした。
たった1社の契約
大手ゴルフ用品販売店の本部の方とお話させて頂き、その結果、400店舗の登録を達成できました。
セミナーに同時参加した企業の中で、僕の会社だけがLINE@の正規代理店契約を勝ち取る結果になりました。
「代理店契約できるのは、1社程度。」
その予測通り、たった1社の代理店契約でした。