会社経営を安定させるために取り組んだこと
会社経営を安定させるために取り組んだこと
「幅広く、色々やっているね。」
そう驚かれることが多いです。こう言われるのには2つの意味があって、「よくそんなに幅広く動けるね。」と感心してもらえているか、「そんなに何でもかんでも広く浅くやって大丈夫なの?!」という心配(疑問視?)をされているかのどちらかです。
周りから見ると、僕は幅広くやっているように思われるかもしれませんが、実は何でも手を出しているわけではなく、きちんと意味があるのです。
今回はそれをお伝えしようと思います。
僕の経営に対する考え
僕の経営の基本は「3本柱」です。
当社は10年前にグリップの代理店販売から事業をスタートしました。
現在はグリップの代理店販売にとどまらず、ゴラボグッズやオリジナルノベルティグッズの企画製造を行う事業にまで成長しました。これが1本目の柱です。
また、5年前には新会社を設立し、インドアゴルフスクール事業を始めました。これが2本目です。
そして、LINE FRIENDSのキャラクターとコラボしたゴルフ用品を手掛けたのがきっかけで2015年からLINE@正規代理店となり、ゴルフ業界でのWeb販促コンサルティング事業に取り組み始め、今その事業が軌道に乗りかけています。これが3本目となりました。
時々、ゴルフコンペのプロデュースなども手がけていますが、大きくは前述の3本柱(3つの事業)でバランスよく運営しています。
あとから言うと嘘っぽいですが(笑)、会社を始めたときからずっと3本の柱(事業)で安定した会社にしたいとイメージしていました。
3本柱の理由
ゴルフ関連に特化しながらも業種を広げることは、それぞれの事業の安定性に繋がります。
その理由は、すべての事業が連動するからです。
様々なサービスでお客様との関わりを増やせば、それだけ取引先との「つながり」が強化されます。
建物でいうと、柱を横につなぐ梁や筋かいができるイメージです。そうすれば、ある柱が倒れそうになっても他の2本で支えることができます。
だから僕は、会社を安定させるためには3本の柱を用意するべきと考えています。
一極集中ではなく、適度に分散させるのです。
僕の場合は3本が限界でしたが(笑)、5本、10本と立てている凄腕の経営者もたくさん知っています。
柱を増やしていくタイミング
柱(事業)を増やしていくタイミングですが、「ある柱が軌道に乗り始めたら」です。
柱が軌道に乗り、人に任せられるようになってから他の柱に手を伸ばす方が安全かもしれません。会社経営はひとつずつ階段を登る慎重さも不可欠です。
しかし、人生の中で働ける時間は限られています。時には、同時に走らせないと、ゴールに着く前に体力が尽きてしまうこともあります。だから、僕は柱が自立するのを待つよりも先に次の柱の構築に取りかかってしまいます。
それは、周りから見ると「幅広くやっている」という印象になるのかも知れません。
でも、1本に集中しすぎるよりも次々に柱を立てていく方が、リスクの回避につながります。経営もひとつ判断を間違えれば、一寸先は闇。絶対倒れない柱なんてないのですから。