何のために仕事をしているの?という質問の答えを考えてみました。
何のために仕事をしているの?と質問されました。
昨年の10月にアイエム株式会社が設立10周年を迎えた頃、仕事でご一緒した経営者の方から「榎本さんは、何のために仕事をしているの」と聞かれました。
「―――何のため?」
考えたこともなかった自分に気付きました。
正直なところ自分の会社を持ってから、公私の区別なく忙しい日々を送っていました。
振り返ると10年以上、ずっと仕事漬けといった感じでした。
僕が仕事をするのは何のためだろう。
それから何となく頭の片隅にこの質問が存在しています。
お金のため?
普通に考えると生活に必要なお金を稼ぐために仕事をしていると答えるのが正解なのかなと思います。
でもしっくりこない。
僕の場合は誰かに雇用されて仕事をして、お給料を頂いているわけではありません。
自分で考えたアイデアをもとに形を作り、事業として展開していく「会社経営」です。
もちろん会社経営において、利益の追求は大切です。
大きな利益を生むことは経営者の命題ともいえるでしょう。
だからお金のために仕事をするは不正解ではありません。
でも他に理由がありました。
時に僕は、利益が少ないと思われる事業を選ぶことがあります。
新しい事業を展開するときに、僕が1番に考えること。
それは「自分にしかできないことか」ということです。
僕は25歳までプロゴルファーとして活動していました。
プロツアーの同行も経験しました。
その後、これまでの経験を経営者として存分に発揮したい、その思いで会社を作りました。
だから何のために仕事をするのかという質問に対する僕の答えは、
「元プロという肩書を武器にゴルフ業界で僕にしかできないビジネスを成功させるために仕事をしています。」
となります。